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あくまでウチの子の場合。その4

はぁ〜やっと最後です。

ここまで読んでくださっている人はいるのでせうか???

 

意味もなく、幼少期のライトのちょっとおませな表情でリフレッシュ。

 

 

さて、さんざん書き連ねた試行錯誤の末、振り出しに戻った感があるのですが……。

 

賢い読者のみなさまはお気づきかと思いますが、ブログを書いているときの私は締め切りからの現実逃避に余念がない状態(/_;)

つーわけで、いろんな意味で追い詰められてますが、いよいよ大詰め、車に吠える犬、いや、件。(サムイ)

 

その後、しつけ教室の先生のアドバイスに従い、吠えても車に飛び込みそうな勢いでも平然と歩く、ということをしてみましたが効果なし。

またもネット難民となり下がり、いろいろ調べました。

「止まって車を眺めて慣れさせる」というのもあれば、「立ち止まってはいけない」と正反対の解決法があったり「しばらく車の通らない道にして音だけ聞かせる」とか。

また、リーダーウォークを教える動画で、従わない犬には一時的に体罰として犬が「キャン」と痛みを訴えるほど強くリードを引き、その後数分間撫で続けてフォローする、という行為を繰り返して徐々に飼い主に服従させる方法もあったのですが(そして服従するようになった犬はむやみに車に吠えたりしない)、動画なだけにリアルな犬のショックと痛み、そして怯えが伝わってきて、私にはライトが痛みを訴えるほど強くリードを引っ張ることはできないと思いました。また、この方法での躾けをする人にライトを預ける気も起きませんでした。

あくまで私の場合ですが、そんなことをしてライトに信頼される飼い主でいられるかどうか、自信が持てませんでした。

セオリーともいえる、オヤツで気を引くことや、オスワリをさせてやり過ごすことも引き続き試しましたが、車が見えるともうダメ。

「おやつより車が来てる!」「座ってなんかいられない!」とおやつもコマンドもそっちのけで車に向かって吠え続けます。

思えばライトはもう月齢11か月。

人間でいうところの16〜17歳。まさに思春期真っ只中!

人間の思春期の男子なら家出したり盗んだバイクで走ったり校舎の窓ガラスを割ったりする時期!(←誤認識の極致)

子育てで思い悩んだあれこれのツケが反抗という形で倍返しでやってくるという、親にとって恐怖の時期!

しかも犬にも反抗期がある、とサイトに書かれていて、月齢5か月あたりから平均で1年、長いと2〜3年続くと書いてあった(>_<)ヒィイイ!

1年でも長いじゃないかー!!

そりゃ親(私)の言うことなんて聞いてくれないよねぇ(←自分の十代を思い出す)……と、半ば飼い主としての自信も喪失気味に。

 

また、ライトの場合のみの問題なのですが、海辺ではたくさん走って嬉しそうにワンワン吠えたり、バイパスを走っている車を追いかけたりしてるんですね。

同じ屋外なのに、海辺では好きなだけ車にむかって走って吠えていいのに、なぜ公道ではいけないのか、という混乱もあると思います。

それは公道だからだよ、リードを持っているときは吠えないで、というルールをどうやって教えればいいのだろう。

ただでさえ動くものに本能的に反応する犬種で、その本能を海辺では存分に解放しているのです。

車に吠えている姿をみていると、あんなに興奮した状態ではもう手の尽くしようがない、もう諦めるしかない、ライトは車に吠える、そういう子なんだと受け入れるのが正解なのではと思いました。

だってそうなるように私が育ててしまったのだから。

小さい頃に車に慣れさせなかったツケが回ってきたのなら、責任とって受け入れるべきなのかも。

 

 

そして、数日前のある日のこと。

散歩している私とライトの後ろからついてくる夫がふと、相変わらず車に吠えてるライトを見て「ライトをどこかにつないでみようか?」と言い出しました。

車道側ではなく、歩道側にある道路標識や駐車場の柵や看板の支柱などに、ライトが吠えたらちょっとつないでみよう、というのです。

ライトをつないだとしても、車が来たら激しく吠えるだろうと思ったのですが、万策尽きていたので試してみることにしました。

国道沿いなので車はひっきりなしに来て、いつものごとくライトは口から泡を出す勢いで吠えました。

その時点で歩道側の近くの支柱にライトをつないで、リードの届かない位置まで夫婦で下がり、じっとライトを見つめました。

 

すると、なんとライトは吠えるのを辞めたのです。

 

びっくりしてこっちを見ている感じでした。

いきなり支柱に繋がれ、ライトから離れている距離はほんの1メートルくらいでしたが、私たちがどこかに行ってしまうかもしれないという思いがよぎったのか、ライトは私たちの動向を追うのに集中して車に吠えるのをピタリと辞めたのです。

 

吠えなくなった時点でライトのもとに戻ると、ライトはリードを支柱に括りつけられているのを忘れて私に飛びつこうとしてリードの長さが足りなくてステンと転びました。

それでも膝の上に乗ろうとして必死に体を起こしてすがってきたので、抱っこして「よしよし」とたくさん撫でると、ようやく落ち着いてくれました。

とても分かりやすく、ライトが本能より私たちを気にしてくれた瞬間でした。

そして歩き出し、その後も数回、ライトが吠えたらリードを支柱に繋ぐ、をしたところ、明らかにいつもより吠える回数が減っていました。

 

翌日。

今まで調べたことも踏まえて、さらにこの方法に一連の法則性を持たせました。

ライトにとって柱にリードを繋がれたことは大きなショックだっただろうと思うので、とにかく柱につないでもあまり距離をとらずリードが届かないギリギリか、1メートルくらいのところにいて、吠えるのを辞めたらすぐにほどいて少し長めに撫でてフォローアップしてあげる。

それを繰り返すことにしました。

 

お散歩の時間をいつもより長めにとって、いざ国道沿いに出ると、ライトはまた車に向かって吠えました。

そこでそばの支柱につないでぎりぎりライトが届かない距離でじっと見つめました。

するとまた、ライトは吠えるのはやめました。

吠えないどころか、車を見ることもせず、じっと私を見つめ、その間、トラックが通ろうがバスが通ろうが、まったく関心を寄せずに私がどこかにいってしまわないか、どうするつもりなのか、見つめていました。

 

戻ってリードをほどいてたくさん撫でると嬉しそうに抱きついてきて、再び歩き出すと、ライトはもう吠えなくなりました。

これを2,3回繰り返しただけで、もう完璧と言えるほどライトは一連の主旨を理解してくれました。

しかも私が離れないよう、柱につないだ瞬間に私の足の間にスッと入り込んでじっとおとなしくするようになりました。

「反省してるから離れないで」と言ってるようだったので、私もその後はライトが車に吠えたらどこかに繋ぐけど、足の間に入ってきたら離れずにそばにいました。

 

そのまた翌日。

昨日のことだったのですが、夫が後ろから付き添う形で一緒にお散歩しました。

もうこの日は最初から明らかにライトはわかっている感じで、最初のほうで思わず車に吠えたときに柱につないで夫と離れると、「早く解いて」というようにこちらをじっと見つめました。

そして、長めに撫でてリートをほどいて再び歩き出してもまったく吠えなくなりました。

夫のほうを見ると、後ろからついてきた夫が一言「すごい」と感動していました。

その後も軽く吠えて2回くらいつないだけれど、つないだ時点ですでに吠えるのを辞めてじっとこちらを見てるので、すぐに戻ってあげました。

しかも吠え方も今までのような、口から泡を飛ばすような我を忘れるような吠え方ではなく、また「わんわん」と連続して吠えるのでもなく、つい「わん」と吠えてしまった、という感じ。

明らかに本能をコントロールしているのがわかり、一生懸命自制を働かせているライトに感動しました。

 

そして今日、私とライトの二人っきりのお散歩で、つないだのは一回だけ。

それも一声、車を見てしまったので思わず吠えてしまった、という感じでした。

国道沿いから裏道に一本入った時点で、ライトはすぐに「僕ぜんぜん吠えなかったでしょ、褒めて褒めて!」と言わんばかりに抱き着いてきたのでいっぱい褒めて撫でてあげました。

 

この方法が正しいかどうかはわからないし、これはあくまでライトに効果のあった方法です。

ライトにとって、リードを柱につながれること、私たちがそばから離れることはとても嫌なことで、そこを逆手にとって吠えないように教えることは本当は間違っているかもしれません。

けれど、身体的な痛みを与えることなく、ライトの聡明さのおかげで数回の繰り返しでライトに主旨が伝わったことは本当に良かったと思えたし、「伝えかた」って大事なのだな、と痛感しました。

言葉が通じないので、ライトにとってわかりやすく、受け入れやすい伝えかたをもっと知っていけたらと思いました。

個体差があるので、そういう見極めがうまくできる人が、トレーナーさんなどに向いているのだろうと思います。

オヤツやオスワリと言ったご褒美や服従(命令)によって本能を抑え込むことのできる犬もいると思います。

ですがライトにおやつやコマンドで吠えないように教えようとしても、ライトが理解するにはおそらくものすごく長い時間と忍耐がかかったと思うのです。その間に私たちの信頼関係の形も変わってしまったかもしれません。体罰的なしつけなどはもってのほか。

痛みを与えることはもちろん論外ですが、実は怒ったりすることもライトにはあまり効果がありません。

「早く怒りが収まればいいなぁ」とは思うみたいですが、「なぜ怒られているのか」という理由がはっきりとわからないまま、飼い主の怒りが収まるためにじっとしておく、という感じになってしまうのです。

現行犯でイタズラを怒っても、「怒る」という行為のほうに意識が集中して自分の失敗を指摘されてもポカンとしている感じです。

それよりも飼い主に無視されること、飼い主が自分を置いて離れていってしまうことが、ライトには何よりも効き目があるのです。

飼い主に相手をしてもらえない状況になって初めてライトは自分の直前の行為に原因があることに気付きます。

なので夫があのとき一言「つないでみようか」と提案してくれたことはすごいひらめきだったと思います。

 

余談ですが、今回のこの方法って、「おもちゃ(もしくはお菓子)買って〜!」と道端で駄々をこねる子供に母親が「そんな子は知りません!」とすたすた置いていく方式とちょっと似てませんか?

夫は実はその構図を頭に描いたのかも(笑)

「そんなに吠えるなら置いてくよ?」と。

でもこれってお互いに信頼し合っているからこそ有効な脅しですよね。

夫はライトが私たちを信頼してくれていることを、私よりもちゃんとわかっていたんですね。

 

ちなみに、ライトをつないだときの道路標識とか支柱には他のワンちゃんのおしっこが絶対かかってる気が……(>_<)

白い道路標識の柱とか、明らかに黄色のシミがあったのです。

でもほかに方法はない!とリードを柱につないだ私ですが、でももうほんと、吠えないでねライト。。。

いろんな意味で、私だってもうつなぎたくないよぅ〜(>_<)!!

 

 

おわり

 

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